誰も知らなかったビットコインの可能性
2009年にビットコインが登場した時には、仮想通貨(暗号通貨)という言葉はまだ誰も聞いたこともなく、その可能性についても知る由がありませんでした。
概念自体が新しく、聞いてもそれを理解することすら難解なシロモノでした。
2013年3月に起きたキプロスショックで、キプロス国民が窮地から抜け出すために、イチカバチカで買い求めたことで、少しは知られるようになりました。
そしてそれがキッカケとなり、ミラクルが起こりました。
外貨を手に入れることにはもともと苦労していた中国の富裕層が、2013年にビットコインを爆買いしたことで一気にその価値が上昇し、120万倍にまでになったからです。
“たまたま最初に1万円分のビットコインを買っていたら120億円にまで価値が上がった”という神話レベルの現実を生んだのです。
それ以来、投資目的で注目を浴びることになりました。
同時にビットコインの便利さにも気が付き、世界中で使える場所が次々に誕生していったのです。
付加価値がなければ人気が出ない新暗号通貨
仮想通貨(暗号通貨)の魅力は何といっても、送金手数料が著しく安いことと、処理スピードの速さです。
史上初の仮想通貨(暗号通貨)であるビットコインは、市場に出回るようになると問題点も見つかり始めます。
代表的な例が、処理速度の問題です。
もちろんそれまでの送金手段と比較すれば圧倒的な速さですが、汎用性を考えると決済完了までに約10分かかってしまうので、使用できる用途が限定されてしまいます。
瞬時で取り引きが完了するなら用途はさらに広がります。
その条件が全てに必須というわけではありませんが、その後さまざまな改良点を掲げて新しい仮想通貨(暗号通貨)が続々と登場することとなります。
しかし新仮想通貨が出回るためには独自性が明確で、他では代用ができないものでなければ、普及することはありません。
その要素がなければ、最も有名で安心できるビットコインで済んでしまうからです。
スマートコントラクトを取入れたイーサリアム
ビットコインは暗号通貨1.0世代といわれています。
決済に約10分を要するといってもそれは画期的なことでした。
さらに瞬時の処理を可能にするするとともに、新しい付加価値の付いた暗号通貨2.0世代にはイーサリアムなどが上げられます。
イーサリアムの最大の特徴は「スマートコントラクト」です。
スマートコントラクトを直訳すれば“賢い契約”という意味で、過去の契約をネット上で保存と実行が可能な画期的機能です。
つまり、過去にあった契約の履歴を半永久的に、世界のネットワークにストックすることができるので、株式、債権、信託などあらゆる電子コンテンツのデータを、コストをかけずに残せます。
この技術革新により、イーサリアムは市場公開後わずか8ヶ月で約70倍に高騰しました。
エイダコインの特徴とは?
つづいて特筆すべきはエイダコインの存在です。
2015年9月から交換が始まったエイダコインは、オンラインゲームのプラットフォーム・カルダノが発行し、2016年に市場公開、そして運営されています。
エイダコインは基本的には、オンラインゲーム「カルダノ」で、ゲーム賭金やゲーム利用料として使用されています。
そのため、瞬時に完了する取り引きが可能であることが必須条件なわけです。
エイダコインは一般ユーザーに浸透するように様々な仕掛けが用意されていますが、まず確実にいえることは、イカサマが不可能なオンラインカジノが実現することです。
エイダコイン専用の、オンラインカジノやゲームが誕生したら、人気が出ることは目に見えています。
4兆円といわれるオンラインカジノ市場、それに1兆円のオンラインゲーム市場にエイダコインユーザーを獲得できることは大きな魅力だといえます。
用途は限られてはいるものの、常に大きな需要が約束されたジャンルだけに期待が持てそうです。
エイダコインを日本に普及させた暗号通貨のスペシャリスト・泉忠司氏は、エイダコインの投資対象としての魅力に太鼓判を押しています。
期待されるノアコインの可能性
イーサリアム、エイダコインの特徴は、比較的限定されたジャンルのユーザー層には好都合です。
一方2017年1月11日にリリースされたノアコインが急激に話題に上っているようですが、これには日本も深く関与していることが理由のひとつに上げられます。
日本でのノアコイン普及活動の中心人物泉忠司氏は、エイダコインに於いても同様の役割を果たしましたが、今回はそれ以上の啓蒙活動を行っています。
仮想通貨(暗号通貨)のエキスパートである泉忠司氏の解説は徹底しています。
それによると、まず第一にいえることは圧倒的な規模の違いが上げられます。
現在の仮想通貨(暗号通貨)市場約1兆円のほとんどがビットコインで、2位のイアーサリアムでさえはるかに及びません。
それに対してノアコインは約3兆円の市場規模が見込まれています。
発行上限枚数も、ビットコインの2,100万枚に対して、ノアコインは2,160億枚と圧倒的にケタ違いであることからもその規模の差は明らかです。
しかもノアコインはフィリピンの国家的なビッグプロジェクトであり、システム開発はもとより、広告・プロモーションやインフラ整備に尽力していくのです。
そもそもノアコイン誕生には、OFW(海外への出稼ぎ労働者)の送金のためにそれが切望されるという背景があります。
ですから2018年6月の市場公開とともに、流通の活性化は約束されたようなものです。
その年間ボリュームだけで軽く3兆円が見込まれていますので、ビットコインをもはるかに凌ぐことになると予想されます。
このフィリピンのプロジェクト(ノアプロジェクト)では、同時にノアコインの流通を基本としたマニラの新都市・ノアシティーの開発がどんどん進んでいます。
ここで使用されるノアコインは、東京の3倍の人口密度という背景で流通します。
ノアコインバブル到来!
凄まじい勢いで進化するフィリピンは現在、世界の投資家の注目の的であることからも、その可能性が窺えます。
このことはビットコイン以来のミラクルがもたらされると、専門家も言及しているほどなのです。
仮想通貨(暗号通貨)の投資を考えているならば、ノアコインは絶対に外せないひとつといえるでしょう。